さて、2021年10月19日はAppleの秋の新製品発表会第2弾の日です。そこで出る出ると何年も期待されていた14インチ/16インチ Macbook Proがついに発表されました!!
結論から言うと、私は14インチモデルのCPU10コア・GPU16コア・メモリ16GB・SSD1TBのカスタマイズ無しを購入しました。
とてもラップトップと思えないそのド級のモンスターマシンですが、何がどう凄いのか、そして私はなぜそのモデルを購入したのかを追って紹介していきます。
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もくじ
次世代SoC M1 Pro / M1 Max
2020年6月に発表された、Appleが自社SoCを開発している事が発表され、その秋にApple Silicon第1弾としてM1チップセットが発表されました。
Armアーキテクチャを採用し、CPUやGPU、I/O、Neural Engine、メモリを1枚のSoCに集め、消費電力を最低限に抑えながら、CPUやGPUやメモリを集めた事によりレイテンシを防ぎながら損失の起きづらい機構からマシンのスペックを大幅に引き上げる役割を担いました。
そして2021年、そのM1をベースとしながら新たに再設計され、搭載するCPUの増加とGPUの増加、メモリの増加などの変更が与えられ、そのSoCの持つ特性に合わせM1 ProとM1 Maxの2種類が追加されました。
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恐ろしく速いM1 Pro
M1 Proはメモリの最大容量が32GBまで、GPUの最大数が16コアまでとなるモデルで、CPUは6つの高性能コアと2つの高効率コアを有する8コアCPUモデルか、8つの高性能コアと2つの高効率コアを有する10コアモデルの2パターンです。
M1では4つの高性能コアと4つの高効率コアの8コアCPUモデルだったので、処理能力に力を振ったモデルとなりましたね。
GPUについても14コアか16コアかで選ぶ事ができ、カスタマイズは結構豊富で、値段差はは38,000円あります。16コアを選択するとM1の2倍のパワーがあるとの事です。
CPUに関してはM1ベースとの事でシングルではMaxとの差はそこまでつかないんではないかとグラフ上は考えます。intel Core i9よりは相当強くなっていますが!!
メモリバンドは200GB/s。SSDの速度はなんと7.4GB/sと非常に高速です。
M1 Proはどの用途にオススメ?
M1 Proは写真編集、プログラミングのコードのコンパイルなどCPU負荷の高い処理や、3Dの視覚化やビデオエフェクトといったGPUタスクも楽々こなせるとの事。
動画編集の際に、4K ProResのストリームを最大20ストリーム流せるとの事で、レイヤー毎に重たい動画を一気にプレビュー・レンダリングできるのも意外と大きな利点ですよね。
GPUは16コアで5.2TFlopsとGTX 1660Ti相当の処理速度が期待できるようです。M1はGTX1050Ti相当でしたので、結構処理能力は上がりますね!!
外部出力も2つまで対応で、M1の時は1台で、2台目以降はDisplayLinkでなんとかする、といった別途出費がかからないのもとても良いところと思います。
上記の事から、Webエンジニアやデザイナーの方などはProでも充分じゃないかと思います。Dockerなど仮想環境を多く並列で動かしたい方は32GBメモリを採用するのもいいのではないかと思います。
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とにかく恐ろしく速いM1 Max
M1 Maxは上述しましたが、CPUはM1ベースとの事でM1 Proとの差異は物理コア数のみと考えて良いのかなと思います。
M1 Maxは24コアGPUと32コアGPUの2パターンと、32GBメモリか64GBメモリの構成となります。64GBメモリを選ぶにはM1 Maxを選択する事が必須となります。
GPUの値段差は32,000円、メモリの値段差は44,000円となっていますね。
スペック的にはGPUコア最大32コアでM1の4倍、メモリバンド幅は400GB/s、一段と進化したメディアエンジン(H.264, HEVC)、そしてビデオエンコードエンジンがM1 MaxはM1 Proに比べProResアクセラレーターが搭載されているとの事です。
GPU32コアで10.4TFlopsでRTX2080相当の処理速度を誇るそうです。スゴイですね!!
外部モニターにも4枚出力できるのでクラムシェルにも向いているマシンと言えますね。
M1 Maxはどういう用途にオススメ?
M1 Maxは動画デコード・エンコードに特化しているため、複数の動画ストリームについて高速にレンダリングする用途に最大限のパワーを発揮すると考えられます。
最大7ストリームの8KProResビデオ再生というのも一般的な使用用途ではなく、まさにプロの現場で使用するような想定のパワーとなっていますね。
メモリバンドも400GB/sと倍なのでProRes形式の4Kや8K動画などのとても大きなファイルをメモリに瞬時に読み込ませアレコレしたい時などにも優れており、メモリも大きいのでDTMのサンプリング音源などを複数常時読み込ませておく用途にも最大限の力を発揮しますね。
ただ、M1 Proでもメモリバンド200GB/sとそこそこ高速で、メモリも32GBまで盛れるためそこまで苦労はしないとは思いますが、何の憂いも残したくない場合にはM1 Maxの盛り盛りモデルを選択すべきと思います。
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見た目も大きく変わる。
さて、マシンの内面についてはド級に更新されたわけですが、外見も大きくかわります。
なんと、ノッチが着きます!フロントカメラ周りの黒いところですね。
Macのもとより上にメニューバーがありカメラがあるあたりはアプリによってメニューが少なければ空いている部分となるので、これは画面が拡がる上ではアドバンテージな気がしますね。
ソフトによって表示領域が変えられるのかと思います。このノッチの存在が、16インチに傾きかけていた私の心を14インチに転ばせる事になった一因でした。小さくて大きい、これが正義ですよね。
画面サイズは、14.2インチの3,024 x 1,964ピクセル。使用できるピクセルは1世代前のMacbook Pro 16インチより広いのもポイントですね。
ノッチに関しては見栄えの点で賛否あるようですが私は歓迎ですよ!
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入出力が戻り、そして進化
そして、Macbook Pro 2016からThunderbolt3のみの筐体へと変更が為され、これもまた賛否がありました。今ではサードパーティ製のUSB-Cアダプタも増えたので、外部ユニットにHDMI出力やSDカード出力があるのに慣れましたが、ここにきて戻ってきました。
そのおかげでMacbook Pro 2015の頃のような筐体の分厚さと重量が戻ってきた気もしますが…。1台で持ち歩けて外部モニターに繋げる事や、カメラで撮影した写真をSDカードリーダーを使ってサクッと見られるなどの外出時の営業に役立つ機能が戻ってきたのは歓迎ですね。
そして、MagSafe3ですね!磁力の専用充電端子が戻ってきました。足にひっかけてもコネクタが外れるのでそれはとても良いですね。これまで通りUSB-C・Thunderbolt4端子からの充電にも対応するのでここ数年で作り上げた構成も変えなくて良いのがまたいいところですね。
Thunderbolt端子にも変更があり、Macbook Pro M1(2020)には、USB4/Thunderbolt3端子でしたが、今回Thunderbolt4となりました。USB4に準拠しているのでこれもまた進化と言えるでしょう。
Macbook Pro 2016〜2019にはThunderboltが4ポートでしたが、2021はThunderbolt4となり3ポートに減りはしましたが、HDMI出力(4K/60Hz)とSDXCと充電ポートがそれぞれ独立したのは大きなメリットです。Thunderbolt Dockなどが逆に要らなくなる事態になりましたね!
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キーボードはTouchBarが非搭載へ
長年物議を醸してきたTouch Barがここで完全にお役御免となりました。
私なんかもTouch barはファンクションキー固定とし、ちょっと間違って触れるとなんかSiriが起動してしまって困っていたのでこれは朗報でしかありませんね!
キーボードの質感も「メカニカルキー」と説明がありましたが、これはシザー構造なのかはたまた恐怖のバタフライ構造なのか現時点では不明ですが、あれだけ不具合・リコールを出したバタフライ構造には戻さないと考えられますし、本体の厚みもあるので改善されたキーボードがついていると推察されます。
これは早く触ってみたいですね!
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まだまだある様々なアップデートポイント
今回は決して地味ではないアップデートが随所に散りばめられていますので、簡単に箇条書きにします。また追って細かく記事を書いていきます。
- ノイズフロアを60%提言した指向性ビームフォーミング搭載の3つのスタジオ品質マイク
- 6スピーカーサウンドシステムで最高半オクターブ下の音が聞き取れるように
- 1080pのFaceTimeカメラは暗所での性能UP
- 画面はLiquid Retina XDRでピーク時1,600ニト、通常1,000ニトの輝度を保持
- 画面のリフレッシュレートを可変に行うProMotionに対応。120Hzまで使用している画面に応じて自動調整してくれます
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そんなワケで選んだのはこのモデル
私が選んだのは、14インチ、M1 Pro CPU10コア、GPU16コア、メモリ16GB、SSD1TBモデルのJISタイプです。
M1 Proなのは私が動画をやらないからという1点です。主に使うのはWebデザイン・プログラミングなのでメモリも16GBでも事足りるだろうと考えました。
DTMにも使用するのですが、M1の時に感じたメモリの使用感は私が作る音楽くらいでは16GBもあれば充分と感じたところがあります。ものすごいサンプル数とトラック数を使う場合は32GBも…と最後まで悩んだ所ですが、年間通してDTMどれだけやったかを考えたら16GBでも良いかと判断しました。そうです今やDTMガチ勢ではない私です…。
画面サイズは発売されるまで16インチがいいなと思っていたのですが、ノッチで画面サイズが大きくなるとの事で重さも軽い14インチを選びました。
GPUは最近マインクラフト熱が復活しており、M1でも結構動くのですが、MODなども動けばなーと思って盛れるだけ盛っておきたいと思ったので、M1 Proモデルで最大数の16コアのものにしました。もっとガチFPSなどをやるのであればM1 Maxなのかなとも思いますが、ここは予算との相談もありましたので…。そもそも私自身がガチFPSやらないという所もあります。
自分に合った自分だけのカスタマイズを
私も発表されて瞬間いろんな事を考えましたが、結果吊るしの14インチ竹モデルという選択になりました。
いろんな事ができる分値段差もかなり幅がありますので、自分が何をしたいか、自分が何に本気なのかを考えて上記のM1 Pro/M1 Maxの特性を知り睨めっこして決める、そんな”本気”と向き合えるのが2021年度のMacBook Proシリーズだと思います!
また到着したらレビューしたいと思います。わくわくが止まりませんね!!
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気になるモデルはこちらから!
私が購入したモデルはこちら
2021 Apple MacBook Pro (14インチ, 10コアCPUと16コアGPUを搭載したApple M1 Proチップ, 16GB RAM, 1TB SSD) - シルバー
今回のモデルで最エントリーモデルはこちら
2021 Apple MacBook Pro (14インチ, 8コアCPUと14コアGPUを搭載したApple M1 Proチップ, 16GB RAM, 512GB SSD) - スペースグレイ
16インチの最エントリーモデルはこちら
2021 Apple MacBook Pro (16インチ, 10コアCPUと16コアGPUを搭載したApple M1 Proチップ, 16GB RAM, 512GB SSD) - シルバー
2021/10/21現在でAmazonで購入可能なM1 Maxのモデルはこちら
2021 Apple MacBook Pro (16インチ, 10コアCPUと32コアGPUを搭載したApple M1 Maxチップ, 32GB RAM, 1TB SSD) - スペースグレイ
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