Ankerより2021/7/29にMacbook Air/Pro 13インチも充電可能な65W対応のUSB-Cタイプの超小型の急速充電器が発売されるとの事で発表同時に予約したものが発売日よりも早く到着しましたので、早速レビューしていきたいと思います。
7/27追記:発売されました!
Anker Nano II 65W (PD 充電器 USB-C)
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もくじ
めっちゃ小さい!
パッケージの内側にも写真が載っていますがこれまでの60Wクラスの充電器に比べるとサイズはとんでもなく小さいです。
これはGaN(窒化ガリウム)半導体により今までの半導体より放熱性・耐久性・高効率で電気を扱えるようになった事でこれまで実現できなかった小型化が実現できたからといえます。
出力はUSB-C1ポートです。
コンセント口は収納できますので、持ち運びにも優れていて良いですね〜。
重量は113gと見た目よりは重く感じますが、Macbook Pro 13インチに付属する純正61W ACアダプターは208gなのでかなりの軽量化に成功していますね!
純正61W ACアダプター
純正61W ACアダプターとAnker Nano II 65Wを並べた所です。圧倒的なサイズ差!
厚みはほんの僅かAnker Nano II 65Wのほうがありますね。
Macbookシリーズだけでなく、USB-C充電タイプのノートPCやiPad Air6以降 / iPad Pro Gen3以降のUSB-Cタイプのタブレットなどを持ち運ぶにはこのくらいのサイズの充電器だととてもありがたいですね。
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給電性能に迫る!
Ankerは独自技術のPowerIQ 3.0 (Gen2)と言われるUSB Power Delivery(PD)規格やQualcomm Quick Charge規格などを接続機器によって検知して切り替える技術が採用されています。
この規格によって様々な機器が接続されても最適な給電設定を自動的にセットしてくれるます。これは接続された機器へのダメージや負担をこちらが気にすることなく減らすことができる上に、なおかつ急速充電できるとてもありがたい機能を持っていると言えるでしょう。
そしてこのAnker Nano II 65Wはミニマムサイズながら65W出力というモンスター充電器の実際の給電力ってどうなの?って事で電流チェッカーを使って計測してみました。
Macbook Pro M1での検証
まずは、Macbook Pro M1を検証です。
Macbookシリーズはバッテリーに負担をかけないように残充電容量を見て給電パワーを決めますので、残電源容量を15%まで落としてから繋いでみました。
電流チェッカーは56W・2.876Aの出力を記録しました。
Anker Nano II 65Wは20V接続時は3.25Aまでの給電能力なので、ほぼほぼギリギリまで急速充電機能が働いていることがわかりました。
Macbook Pro M1側は60Wとして認識していますね。
iPad Pro 2018 12.9での検証
iPad Pro 12.9インチモデルでも検証してみました。こちらは残容量2%まで電池を減らして接続してみました。
35W・2.331Aを記録しました。急速充電がガッツリかかっていますね。非常に心強いですね!
iPhone 12 Proでの検証
iPhone12 Proでも検証してみました。こちらは充電60%程度での検証なので最高速での検証にはなりませんでしたがチェックしてみましょう。
12.35W・1.355Aを記録しました。
スマホではこれくらいの速度が普通くらいなので十分な速度が出ているといえます。
iPhone SE2で検証
私が普段使いしているiPhone SE2でも検証しました。こちらは34%程度まで充電池の容量を減らして検証しました。
11.51W・1.262Aを記録しました。
こちらもiPhone 12 Proとそこまで変わらない給電能力で、iPhone SE2は元々充電容量が少ないため、体感の給電速度はめちゃくちゃ速く感じます。
AirPods Proで検証
AirPodsシリーズや各種ワイヤレスイヤホンの多くの製品はバッテリーの特性上あまり大きな電圧をかけてしまうとバッテリーにダメージを与える可能性があるため純正のアダプターや低電圧モードに対応した充電器などを利用するのが好ましいとされています。
このAnker Mini II 65Wを接続するとどうなるか見てみましょう。
5Vの低電圧モードで接続されている事が確認できました。機器を自動的に判別し最適なモードを切り替えてくれる機能のありがたみを感じますね〜。
Motorola g30で検証
最近手に入れたAndroid端末Motorola g30でも検証してみました。
まず接続すると「TurboPowerが接続されました」と表示されました。このTurboPowerはMotorola社の充電規格です。いろんな規格があるんですね。
14.834W・2.816Aを記録しました。
繰り返すようですが、様々な規格で最適な充電速度を調整してくれているおかげと言えると思います。
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わからない規格は通さない…のかも
ここまで、PCやタブレットやスマートフォンなどの使用を見てきました。どの機器でも最高の給電パフォーマンスを出してくれる頼もしいアダプターだと思いました。
別の角度でも見てみましょう。近頃、USB-Cの給電規格がめざましくノートパソコンのDCコネクターへ変換するケーブルなどが販売されるようになりました。
私の場合はノートパソコンではありませんが、最近、練習用ギターアンプPositivegrid Spark 40を購入しました。
最近ギターが楽しくなってきたので練習用アンプにPositive GridのSpark40を買った。Bias譲りでサウンドも良くて最高😆リアルに2キャビ搭載しててプラグインより格段に良く感じる!これで難しい練習もいい音で楽しめそう!☺️ pic.twitter.com/81iLBpj3xZ
— しゃけごん (@syakegon) June 27, 2021
Positive Grid Spark ギターアンプ PGSPARK40【正規輸入品】
このSpark40、小型ながら40Wの出力でヘッドアンプ部分はシミュレーターで、キャビネットは2発が物理でついているので出音がキャビネットの通った音!って感じで、アンプシミュレーターと物理アンプのいいとこ取りをしていると感じます。
そんなイカしたアンプですが、電源がAC電源のため部屋を跨いで持ち運びするのに電源まで持ち運ぶのが面倒なので電源がUSB-Cから取れたらなーって事でUSB-C→DCケーブルを買ってみました。
USB電源ケーブル Type-C PDトリガーケーブル DC プラグ 外径5.5mm/内径2.1mm(2.5mm) (eMarker 20V 2m)
19.5Vで40Wあれば大丈夫そうだったので、2年前くらいに購入し愛用していたAnker PowerPort Speed PD 60で繋いだ所普通に使用できました(この方法は完全自己責任の世界なのでオススメはしません。)
しかし、このNano II 65Wで接続してみると送電されずアンプの電源はつきませんでした。
Anker PowerPort Speed PD 60がPowerIQ非対応で、接続先をみていないため使用できていたのかなと推測しています。
Anker Nano II 65Wで使用できないのは規格から外れたあやしい使い方は電流を通さず弾いているとも取れるので、逆に安全だともいえます。
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攻守ともに頼れる小さな巨人!
能力はさすがのAnkerと感じながら、さらに進化したGaNを用いた技術によりここまで小さくなりながらもパワーを失わない非常に優れたアイテムと思いました。
別の検証をしたおかげで安全性の高さも一層感じる事ができました。
普段使いにも、モバイル用途にもこれ1つあれば憂いなしです!USB充電器、ここに極まれりです。まちがいなくマストバイです。
Anker Nano II 65W (PD 充電器 USB-C)
少し容量が小さい45Wバージョンもあります。
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もうちょっと小さい30Wもあります。
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