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    先日、引っ越しも完了して、自宅のネットワーク環境を整えていて、こりゃーファイルサーバ、いや録画サーバが必要だ!と勝手に盛り上がり、嫁を説得して実はあまりよく知らない「サーバ機」をNTT-Xストアにて格安で購入してみました。



    ▲作業部屋を設けました。和室にふすまな押入れですが、快適。
    机はオフィスバスターズで購入した内田洋行のNEXシリーズの幅1600mmの丈夫なオフィス机(10,000円)と
    椅子はITOKIのPRAO(15,000円)。細かい微調整ができるスグレモノ。中古のオフィス家具安くて丈夫で本当にオススメ。 


    実際、録画サーバ(PX-S3U2+TVRock+Spinel)での運用を目論んでいた為、Windowsを入れる事は確定していましたので、なんとかWindowsが入りさえすればいい、という気持ちと、将来拡張性があればなおヨシ!とか都合の良いことばかり考えて慎重に選んだ…結果「hp ProLiant HL110 G7」のOSをレスモデルを購入。


    構成は以下のとおり



    CPU/Celeron G530(2コア) LGA1155
    CHP/Intel C200(Intel HD Graphics使用不可)
    MEM/PC-10600E 2GB(1枚)(U-DIMM ECC)
    GFX/Matrox G200eH(16MB)
    HDD/SATA 250GB
    DRV/DVD-ROMドライブ



    まぁまぁな内容です。


     


    第一の関門「おや、ファンの音が…」



    NTT-Xストアにて11,980円にて購入。見た感じは普通のPCです。


    とりあえず、電源を入れてみると普通にPCです。色めきだってWindows7をインストール。
    そうすると、ファンが轟音をあげて回りだして…。あれすげぇウルサイ。なんだこれとなりました。


    よくよく調べてみるとCPUの使用率が上がると全ファンがMAXで回りだしてそれ以降はずっとMAXをキープするという通常PCには無いサーバ機ならではの安全機構によって護られているという事。 


    一旦回りだしたら最後、静音性なんて皆無の大爆音で、不快な低めの周波数でまくりで頭が痛くなってくる…作業部屋に置くからまぁいいかと思うにも思えない音だったので、どうにかしたいと情報をググると一発で出てくる、ファンの解決法。その方法がとても一般的ではない方法で唖然。


    「ファンコントロールを欺く為、ファンのコネクタを偽装」


    というモノ。


    通常ファンコントロールのできるファンは4pinコネクタ。だけどこのHL110 G7は特殊でミニQiコネクタ6pin。こういうのは専門外だけれどもやらねばならぬ、やらねば無駄になる…ということで、共立エレショップの通販にて2mmピッチQiコネクタ6pinと圧着工具を持っていない為、片側Qi圧着済みのケーブルを購入。


    Wikiを参考に加工。はんだ付け、Qiコネクタをペンチで頑張って付けまして、全部で3つ作りました。



    Qiコネクタに絶縁テープを巻いているのは、差し込み口がとても緩くて、外れそうだったので、少し圧迫する部分を作りました。
    これをファンコネクタ3箇所に差し込みます。 




     ▲CPU右側に2箇所。CPUファンと前面ケースファン。



    ▲CPU左側に1箇所。後面ケースファン。


    ちゃんと結線されていないと、FANが無いとBIOSで弾かれてしまうので、注意が必要です。
    コネクタの結線も間違えているとボードを傷めてしまうので細心の注意を払いましょう。


    そして、肝心のファンは、通常で売っているファンコントロール無しのファンを購入。
    CPUと後面ケースファンはENERMAXのUCTB9。1400回転。
    前面ケースファンはアイネックスのCFY-80S。1200回転。ともに静音タイプ。先人達の教えそのままに購入。 
    電源から3pinコネクタに変換するコネクタを使い接続。常に一定の速度で回り続けます。 


     


    これで、なんとか起動!よかったよかった。
    でも一番心配なのは、温度。 特にCPUはどれだけ負荷がかかって熱くなっても一定での速度しか回らない為、本体内部の空気の流れと内部温度はしっかり管理しておくことが必要。幸い10月を過ぎて部屋の中が涼しくなってきてるので、この時期は大丈夫だと思うけれど、来年の6月〜7月あたりにはまたきっちり見なおしてやることが必要となりそうです。


    第2の関門「グラフィックが…きっついぞ!」


    Windows7を入れてやると、画面の表示がすごいモタモタ。Matrox G200eH(16MB)は本当にただ表示させるだけの最低限ということで、試しに動画を再生してみると一応再生はできるもののギリギリ過ぎて嫌気が差したので、グラフィックボードの追加を決意。


    中を開けてみてみるとPCI-E x16が一番下のスロットで、ものすごい薄いボードしか載らない模様で、動画再生がメインなので割りきってGeForce210のこれまた最低ランクのモノを購入。



    なんとかボードを差すことはOKでした。認識もOK。Windowsの動作も良くなり、動画も再生OK!ただしかし!ファンレスモデルでエアフローも最悪な一番下のスロットの為、グラボ温度が常時80度〜90度という危うい状態に。


    構造上110度の温度まで耐えるそうですが、温度が上がり、ケース内の温度も相まって不安定になっても困るので、良い方法を探していたら、Antecから面白いファンを発見。



    マザーボードとケースを留めているのネジの間に挟んでアイデア次第でどこでも冷やせる面白いファン。これをグラフィックボードに当ててやればクールになるはず!と設置。


     



     



    ▲チップセットにも少し当たる感じで設置。spot coolは3段階の風量調整ができます。今回は一番低速で静かなLモードで使用。


    グラフィックボードの温度は50度前後に安定して、CPUも動画エンコードさせても55度程度とかなりいい感じに収まってくれました!


     



    ▲いい感じの温度を叩きだしてくれました。


    グラフィックボードのCUDA機能に淡い期待をしていましたが、Celeron G530の処理速度にも負ける散々な結果だったので、
    結局CPUに頼ることに。そうするとCeleron G530では厳しかったので、今までサーバ兼リビングPCで使用していたmini-ITXのPCで使用していたCorei3 2120Tと交換し、エンコード速度もすこぶる速く、尚且つ低温度で使用できるようになりました。めでたしめでたし。


    動画は、録画後にArcsoft MediaConverter8にて監視フォルダへ移動指示をし、自動的にTS→MP4へ変換して、持ち運べるデータにしております。
    宅内ではQloud Media ServerでAndroid/iOSに。ただQloud Media Serverはとても不安定なので、iOSはAirVideo HDで視聴してます。
    その辺りの細かい話はまた後日。 


     


    自宅サーバとしてML110 g7、やっと静音、そして安定して動作しております。メモリがやや少ないので、また資金ができ次第、調達したく思っております。ECC付きメモリ、高いよー!



    ▲ようこそ我が家へ!ただ君は終息商品らしいね…。


     


     


     

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